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うつ病を治す一手

今日は、世界的に増加傾向にあると言われるうつ病について書きます。

 

うつ病の治療には薬物療法や、カウンセリングなど様々な手法が用いられますが、

 

近年の研究により、私たちが口にする「ある栄養素」を摂取することで心の幸福度を高めることが出来るということが分かってきたそうです。

 

※詳しい内容は、東京医科歯科大学名誉教授の藤田絋一郎氏の著書「腸内革命」において述べられていますので、もっと詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。

 

 

目次

ズバリ、食物繊維をたくさん摂りなさい

見出しに書いてしまいましたが、ある栄養素とは、ズバリ!

 

食物繊維」です。

 

※食物繊維とは

人の消化酵素では消化されない食物成分をまとめて呼んだもので主に野菜・果物・海藻などの植物性食品に含まれています。

水に溶ける水溶性と、水に溶けない不溶性に分かれていて、それぞれ働きも違います。

水溶性はワカメや昆布など、不溶性は野菜・豆類が多いです。

他にもたくさん種類があります。

そちらは大塚製薬さんのHPが分かりやすいのでご参照ください。

www.otsuka.co.jp

なぜ食物繊維なのか

・食物繊維は、腸内細菌の餌になる

・腸内細菌は食べ物から摂ったアミノ酸を原料に、「幸せ物質」と呼ばれる神経伝達物質を作る。

この「幸せ物質」を作るために食物繊維をたくさん食べようということです。

さて、分かる人もいるかもしれませんが、

その幸せ物質とは

・ドーパミン

・セロトニン

の2種類です。

この2種類、脳にあるように思われますが、実はほとんどが腸内に存在しています。

なので、腸の状態を常に良くするためにも食物繊維を摂らないといけません。

ドーパミンとセロトニンの働き

人が幸福感を感じるときに脳内で働いている神経伝達物質、それがドーパミンとセロトニンです。

似た働きをする二つの神経伝達物質ですが、以下のように微妙に違いがあります。

ドーパミン = 脳に歓喜や興奮などをメッセージとして伝える

セロトニン = 逆境時に気持ちを奮い立たせてくれる

この物質が不足することで、やる気がなくなったり、不幸を感じやすくなり結果としてうつ病になってしまうと言われています。

 

 

幸せ物質を作り出し、ストレスに負けない身体を作るために食物繊維を食べましょう

食の欧米化が進み、現代日本人の食物繊維摂取量は年々減少傾向だそうです。

「腸内革命」著者の藤田さんは

日本の伝統食への回帰

こそが腸内細菌を増やし、幸せ物質をたくさん作り出すことに繋がると言います。

うつ病が社会問題となっている現代社会、思わぬところに要因の一つがあったのですね。

皆さんもぜひ今日から、食物繊維をたくさん摂って「幸せ物質」のドーパミンとセロトニンを増やしてみませんか!?

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