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転職が当たり前、という価値観も広がりつつある日本ですが

それでもまだ転職に対して良いイメージを持たない人も数多くいるように思います。

 

そういった背景もあってか「転職するべき」なのに躊躇するケースがあります。

 

私自身も消防士から民間の会社へ転職した経験がありますが、転職前にはあらゆることを考え、悩み、そして決断に至っています。

その過程において、いろいろな人の話を聞き、そして調べましたが

 

結論として、転職がよぎって迷い始めている時点で「最終的には辞める方向」で動いた方が良いと考えます。

 

今回は転職をしたいが躊躇してしまっている方に向けて、背中を後押しするような内容で書きましたので是非お読みくださいませ!

すぐ辞めるべきかどうかについては、こちらの記事で解説しています(公務員向けだけど民間も共通かと)

 

 

目次

転職を躊躇しているなら、まずやるべきこと

単純に「転職したい」と思っても、それを実行するかどうかを決定するのは自分自身です。

とはいえ、勢いだけで決めてしまうと転職後苦労してしまう可能性もありますので「明日退職届を叩きつけてやるぜー!」とかではなく、「どれくらいの期間で退職する(したい)のか」をまずイメージしておくと良いでしょう。

 

そうすることで、自分の心を整理する時間周りとの話し合いをする時間 が取れて心に引っかかりがなく転職できる可能性が上がります。

人間、心に余裕が無かったりすると冷静な判断が出来ませんからね…。

 

それでは、以下で心を整理するためにやることを見ていきましょう。

今の仕事を辞めたい理由を書き出す

形式とかはなんでも良いので、とにかく辞めたい理由を紙にババっと書いてしまいましょう。

 

自分の頭の中で考えているだけでは、自分の感情とごちゃ混ぜになって都合の良いことばかりが優先的にイメージされてしまいます。

ですので、辞めたい理由を一度書き出してみて、あとで振り返った時に客観的視点で振り返られるようにするのです。そうすると、意外と大した理由じゃないケースもありますし、逆にこれは辞める決定打やわ!となるケースもあります。

転職者(退職者)の声をきく

実際に転職した人の話も聞いてみましょう。

このとき注意すべきなのは「プラスの声」「マイナスの声」両方とも見ることです。

 

なぜなら、人の意見を聞くのは「自分にとって都合の良い話を聞く」だけではなく、その話を聞いて自分で分析してみる過程が重要だからです。

 

プラスの声を書いている人であれば、どうしてこの人はうまくいったのか?

マイナスの声を書いている人であれば、なぜこの人は失敗してしまったのだろうか? 

と。

 

物事には、何かしらの原因が付きまといます。歴史を学ぶ理由の一つに、過去の失敗・教訓を活かすためというのがありますが、それと同じことですね。

 

そうすると「うまくいった人はこういう準備をして、どういう転職サイトを使って、どのように面接に挑んだか、どのようなマインドで転職をしたのか」などといった情報が浮き出てくるかと思います。

それと自分の状況とを照らし合わせることで、いざ転職する際に同じ失敗をする確率が下がることでしょう。

 

自分のやりたいことを書き出す

この過程も重要です。

さっきまでは比較的冷静に分析することを重視していましたが、今度は自分の本音の部分を明らかにしていきます。

 

なぜなら、自分のやりたいと思うこと、楽しいと思えることほど生産性が向上することはないからです。

 

好きなスポーツとか、テレビゲームって「気づいたら時間が過ぎるのがあっというまだった」なんてことはありませんか?

やりたいこととか、楽しいことというのは脳を活性化させ、より高い生産性と継続力を発揮させます。

 

やることに幸せを感じるようになると、物事がよりスムーズにより早く動き出すようになるんですね。ある研究によると「幸せを感じている労働者は、そうでない人よりも3倍創造性が高い」「労働生産性が1.3倍違う」という結果もあるそうです。

 

この、やりたい!という欲求が人間のモチベーションの原点であり生きる意味でもあるので

自分の「やりたい」を具現化させるためにも文字に書き出してイメージしてみてください。

 

転職は初めての意思決定

転職は、多くの人にとって「初めての意思決定」となります。

 

経済的に親から自立し、意思決定はほとんど自分次第という状況。

これまで、高校や大学を選ぶときは自分で選んでいる面もあるかもしれませんが、両親が経済的に保護してくれている環境でかつ、学校では受験→就職活動につながるための平等な教育を受けていている状況。実は、ほとんどの人がレールの上に乗っているんです。

 

そんな中で、新卒で入った会社or公務員を辞める決断をするというのは、レールを思い切って外れる行為にも等しいです。

 

全て自己責任にはなりますが、その大きな一歩は勇気が必要な一歩ですので怖さも感じますし、すぐには決断しにくいものです。

ですが、その怖さを振り切って転職するならば、成功・失敗関係なくその行動自体があなたの人生においては大きな意味を持ちます。

 

 

失敗は正しく恐れろ!

転職をするときに、あなたの周りの人は色々なアドバイスをくれるでしょう。

 

そのアドバイスは、感情的なものがメインになってはいませんか?その人は転職アドバイザーでしょうか?あるいは転職経験があり世の中の動きを知って行動されている人でしょうか?

 

「人は感情で動く」とはいえ、「理論とか根拠を前提として感情に訴えかける」という組み立てが無ければ正しいアドバイスにはなりません。

おそらく、その人はあなたのためを思っているから話をしてくれているので感謝はしましょう。ですが、感情のみで判断はNGです。

 

ここでダメなら、他のところへ行っても同じ?

必ずしも、そうとは限りません。

 

人間には向き不向きがありますので、その環境で結果を出せなかったが、別の場所では結果を出せたなんていうこともありますよね。

この向き不向きは、人間の小さい頃からの性格が関係しています。

 

例えば、学校行事などで先頭に立って引っ張っていけていた人はリーダーの素質があると言えますので、仕事においてもそのような立ち居振る舞いが必要な職種が合っています。

逆に、昔から大人しい性格でガンガン引っ張っていくよりは裏方の仕事が得意だった人が前でガンガン引っ張っていくことが求められる仕事を選んだら、前者に比べてスムーズに結果を出せるかというと微妙なところです。(時間をかければ変わる可能性はありますが)

 

このように、元々の性格に基づく向き不向きがあるので、その人が得意でない分野で頑張ろうとしても最初はうまくいかずスムーズに成長しにくいため「出来ない奴」みたいな烙印を押されたりする可能性もありますし、向いてないことに時間を投資するよりは、自分が得意なことをガンガン伸ばさせた方が結果も出やすいと思われます。

 

そう考えると、現在の仕事でダメであっても、他の仕事で必ずしも同じ状況になるとは言い切れないのです。

 

転職すると世間からの評価が下がる?

転職回数が多いと市場価値が下がる。などという声もありますが、必ずしもそうではありません。

 

もちろん、何のスキルも身につけず、成果も出さず〜では中々厳しいところではありますが、きちんと将来のビジョンを設定し働く先で結果を出していくことができれば、むしろ評価は上がります。

 

転職は裏切り行為?

転職は裏切り行為とは言えません。

私たち日本国民には職業選択の自由が保証されています。(日本国憲法第22条第1項)

 

公共の福祉に反しない限りは、その権利を一会社がないがしろにする事などできませんよね。

そもそも、入ってみたら労働条件が違った〜とか、サービス残業をさせるとか、あるじゃないですか?

 

労働基準法も守らないという日常的な裏切り行為をしておきながら、社員にはルールを守ることを強要するのは言行不一致で片腹痛いです。(全ての会社がそうと言っているわけではありません)

 

まとめ

転職に踏み切りたいけれども躊躇してしまう人は、まず自分の心をもう一回見直した上で、情報収拾をし、準備を進めるようにしましょう。

 

整理した上で「辞める」か「辞めない」かをはっきりさせれば、あとは行動するだけです。

 

時間は有限で、若さは戻ってきません。

やれることが多い若いうちに、転職を経験するのは悪いことじゃないです。

 

 

 

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