・実際に現場を経験した私が、これがあればメッチャはかどる道具を紹介
・海外流の優れた使い方もあるよ!(日本じゃやってるところ少ない)
目次
火事現場で使える装備
防火フード
近年、住宅の高気密化が進み内部進入時のリスクが高まっています。
完全着装状態でも襟首の隙間から熱気が入り火傷を負うケースがあるため、防火フードのよってそのリスクを低減させる目的で使います。
平成29年3月に総務省消防庁より発出された「消防隊員用個人防火装備に係るガイドライン(改訂版)」においても防火フードに必要な性能などが明記され、東京消防庁の特別消火中隊をはじめ日本各地の消防本部で配備が進んでいます。
もともと気密性の高い建築物が多い欧米諸国では、防火フードの装備は必須でしたが、日本でもようやく必要性が認識されたのですね。
スリング(ウェービング)
TOWA チューブラウェビング 25mm オレンジ 6m 強度17kN TW25O060 ロープアクセス TOWA 代不
こちらは海外の映像です。
徒手搬送でも良いのですが、道具を使うことでより負担なく効率的に救出できます。
一度、火災想定の訓練で上記の方法を実験してみたことがあるのですが、要救も身体の負担が少ない上に救助者もスムーズかつ楽に救出できるので、オススメです。
ちなみに上の動画の救出方法の場合、6mのウェビングで端末を結合して輪っかにすることで、185cmくらいまでの人間なら対応出来ます。(一応実験してみてください)
キーバックリール
今では携帯トランシーバーを装備している消防本部も珍しくなくなりました。
トランシーバー、すごく便利なのですが
スピーカーマイクが防火衣から外れて落ちてしまう
という難点があります。↓
現場活動中って体を動かすじゃないですか?
ふとした拍子に、落っこちて「ビッヨ〜ン♫」てなるものだから、その度に元に戻さないと行けなくて
ものすごくめんどくさい…!!
そこで、キーバックワイヤーを購入して取り付けたところ、落っこちることが無くなって
ストレスなく活動できるようになりました
いや〜、余計なことに気を取られなくなるだけで活動もスムーズになりますね!
この方法は、台湾の消防隊に教えてもらったものです。
撮影した映像が見つかったらこちらに掲載しますね!
キーバックワイヤーはこちら↓
KEY-BAK 6B ミドルサイズ キーリール キー ケプラー90cm 【KEYBAK 正規代理店】
まとめ
今回の3つ以外にも、持っておくと便利な装備品はいっぱいあります!
次回以降も紹介していきますので、もし良かったら参考にしていただけると幸いです。
注:官給品以外は使うな!という所属もありますのでご注意ください。ルールを作るのは現場を知らないお堅いお役人だったりするので、日本の現場では非効率化かつ矛盾が渦巻いているのはどうにかして欲しいですが…